説明書よりも詳しい!?使い方ガイドを作りました

TシャツくんはシルクスクリーンでTシャツに印刷できる機材としてはまず間違いのない製品です。正しく理解して使えば、プロも顔負けのクオリティのTシャツがバンバン作れます。スタッフが実際に作って体験した「使い方ガイド」。ぜひ、困ったときにはこのページに戻ってきてくださいね。

Tシャツくんの使い方目次

こちらがTシャツくんのパッケージ。かっこいいですね。
まずはパッケージからチェック

Tシャツくんはシルクスクリーン印刷の原理を使った家庭用印刷機の決定版。難しかった製版、印刷がこれ一台で出来ちゃうスグレモノ!!エッジの効いたインパクトのあるオリジナルTシャツを作って仲間に差をつけよう!!

豪華Tシャツくんのパッケージの中身。これさえあればオリジナルTシャツがバッチリ作れます
Tシャツくんには以下の商品がパッケージされています
  1. Tシャツくん本体
  2. フレーム
  3. Tシャツくん専用原稿用紙(手描き・コピー用)
  4. Tシャツくんインクジェット専用原稿用紙
  5. 取扱説明書
  6. ミドルマット
  7. プリントパネル
  8. 専用スプレーのり
  9. ピンホール修正液
  10. マスキングテープ
  11. スクリーン
  12. 水性一般用インク6色
  13. ヘラ
  14. スキージー
  15. ハケ
  16. クランプ
  17. 電源コード

まずは原稿(デザイン)を作ろう!

原稿作りにパソコンや特別なソフトは一切不要。手描きでもコピーでも、
もちろんパソコンからのプリントアウトでも可。とにかく黒一色のモノクロでデザインを作れば完成。

え!黒いデザインなんて嫌だって?

ご心配なく。後でちゃんと色は着きますから・・。残念ながら写真やグラテーションのあるデザインはうまくプリントできない。またフルカラープリントも1回のプリントではちょっと無理。くっきりが際立つエッジの効いた単色デザインがTシャツくんの自慢です。

パソコンが得意な人はプリントアウトでOK
出来上がった図案の余計な部分をカットします

今回は画用紙の上に手描き&切り貼りでデザインを製作してみた。これなら誰にでも始められるはず。当然手描きだって大丈夫。ただし使うのは黒一色だけですよ!
気になるデザインサイズは最大で22cmを超えないように気をつけてね。デザインのサイズバランスは後で調整できるからまずは思うがまま腕を振って行きましょう。

パソコンが得意な貴方!
お気に入りのデザインソフトがあるならパソコンでデザインしてもOK。その場合プリントアウトは必ずTシャツくんインクジェット専用原稿用紙を使ってください。

こんな感じでなるべく余計なところをカットしておくとあとで楽ですよ。

デザインが完成!!
完成したデザインはコピーするのがポイント。コピーすることで切り貼りの凹凸や色のムラがなくなり、製版に適した原稿になります。コピーは必ずTシャツくん専用原稿用紙 手描き・コピー用を使用してください。デザインのサイズバランスもコピーの際に調整しておきます。手描き一発で決めたい人は最初からTシャツくん専用原稿用紙 手描き・コピー用を使って油性マジックで描いてくださいね。

Q 専用用紙じゃなきゃダメ?

A 後で出てくるけど露光の時、露光不良が起きて
版が崩れたり抜けなかったりする原因になります。
必ず専用用紙を使用しましょう。

Tシャツくん専用スプレーのりで吹付け

原稿をスクリーンに密着させるために専用スプレーのりを吹いておきます。吹くのは表面です。

スプレーのりも専用ものが用意されています。吹く面は原稿側ですのでお間違いなく。

このスプレーのり、結構ベタベタするので飛び散らないようにダンボールなどで囲いを作って吹くのがコツ。原稿はベタベタになってしまうので大事なオリジナルは使わないこと。吹き終わったらのりの中の水分を飛ばす為に2~3分そのままにします。待っている間に次の製版準備に進みましょう。

あとでスムーズに作業をすすめる工夫です。
前もってあえて分解しておく

フレームは組み立てた状態で本体にセットされて出荷されています。スクリーンを取り出す前にフレームの内枠、外枠 ネジ4本を先に分解しておこう。スクリーンを開封したら跡は時間と勝負になりますので出来る作業は少しでも先に済ませておくのがコツです。


ここからが印刷で大事なスクリーンを使った作業です

スクリーンは薄い繊維のシートの上に感光乳剤を塗ったものです。感光乳剤はそのままでは水で流れ落ちますが紫外線が当たると硬化し水に耐えます。感光乳剤が流れ落ちた部分は繊維が露出しインクを通します。この差を利用したのがシルクスクリーン印刷の原理です。袋からスクリーンを取り出します。

陽に当たらなよう丁寧かつスピーディーに
スクリーンに裏表はありません

実は失敗してしまいました
ほとんど抜けていません。これは失敗!

スクリーンは室内照明下では即座には露光しないので慌てずシワにならないように取り出してください。

ただし、日光には要注意!!実は今回、窓際で作業してて大失敗してしまいました。露光してしまうと版が抜けません。日光、恐るべしです。取り出したら袋は素早く閉めて光の当たらない所に保管してください。また水も大敵!絶対に濡らさないこと。

実は窓辺で作業してしまい一回失敗しました。全体に露光してしまうこれ以上版が抜けませんでした。

分解したフレームを用意しておきます
繰り返しになりますが、ネジをはずして準備をしておきましょう

さっき分解したフレームの外枠 内枠 ネジ4本を用意してスクリーンを貼って行きます。スクリーンはまさにTシャツくんの心臓部。シワにならないよう慌てずしっかり貼って行こう!!ただし日光にくれぐれも要注意!!窓際での作業は厳禁です。


それではスクリーンをフレームにセットする手順を見ていきましょう

さっき分解したフレームの外枠 内枠 ネジ4本を用意してスクリーンを貼って行きます。スクリーンはまさにTシャツくんの心臓部。シワにならないよう慌てずしっかり貼って行こう!!ただし日光にくれぐれも要注意!!窓際での作業は厳禁です。

しっかりとした台か机の上に内枠を置きます
スクリーンを均等に乗せます(裏表はありません)
真上から外枠を被せます
そのまま外枠を押し込みます。うまく押せない場合はやりなおしましょう。
4本のビスを順番に締めていきます
対角線上に均等に締めていくのがコツ
これでスクリーンが張り終わりました。太鼓のようにパンという音が出ればOKです

原稿をスクリーンに貼り付けていきます

デザイン原稿とスクリーンができあがりました。それでは、それらを貼り付ける作業にはいりましょう。それほど難しい作業ではないので曲がらないことだけに気をつけてスピーディに作業しましょう。

ミドルマットを白い面を上にして置きます
スクリーンを貼ったフレームを伏せるように被せます

専用スプレーのりを吹いた原稿を用意します
画像のようにスクリーンと原稿面が接着するように置きます

専用スキージーで密着させていきます
ピシっとしているか確認しながら進めましょう

お待たせしました!Tシャツくんの登場です!
ようやくお目見えしました!Tシャツくん本体です

さぁ!いよいよTシャツくん本体が登場します。

Tシャツ本体はそれ自体が専用露光機(紫外線ランプ)になっています。今まで初心者には難しかった製版露光が ワンタッチで簡単に完了します。ここがTシャツくんの凄いところ!!紫外線がたっぷり出るので絶対に蓋を開けた状態でスタートさせないようにしてください。

フレームをTシャツくんにセットします
ミドルマットは下に白い面がくるように置きます
必ずTシャツくん本体の蓋を閉めます
一番左の電源スイッチを入れます
そして「露光スイッチ」をオン!
青いランプが点灯し露光開始。消えたら完了です

ミドルマットを取り外します
フレームをTシャツくん本体から外します
スクリーンからゆっくりと原稿をはがしていきます
露光完了!?見えないけど、ちゃんと露光されているのかな?

ここからブラッシングしていくことで絵が見えてきます

紫外線の当たった部分の感光乳剤は水に流れなくなります。黒で描いたデザイン部分は光が遮られ露光せず感光乳剤は水で流れ落ちます。感光乳剤が流れ落ちた部分はベースの繊維が露出しインクを通します。ブラッシングで感光乳剤を落とし、版を完成させましょう。

ハケを使ってブラッシングしていきます

ハケに水をつけてスクリーンの両面からぬらしブラッシングしていきます。フレーム内に水が入らないようになるべく平らにして持ちます。フレーム内に水が入るとフレーム内の感光乳剤が固まりスクリーンがフレームから外れなくなることがあるので注意しましょう。

おっ、今度は大丈夫ですね。絵が見えてきました

10秒ほどすると少しデザインが浮き出てきました。ほっと一安心。でも一度これ以上抜けずに失敗した記憶が・・・。はたして上手く抜けてくれるのか?と、その心配をよそにだんだんと絵が見えてきました。この調子でブラッシングしていけばしっかりと抜けてくれそうです。

泡ができましたー。このまま続けましょう

泡が出始めたらう抜け始めた証拠。どんどん抜けて行く感触はちょっと快感。抜けているところ、いないところを見極めながらブラッシングをしていきましょう。これ、楽しいんですよ。


ブラッシングの様子を御覧ください
白くなっているところが抜けている場所です
良い感じで抜けてきていますね!この調子で
拡大するとこんな感じ。ここまで抜けていれば問題ありません
あとは細かい部分のブラッシングをして仕上げていきましょう
水をしっかりと拭き取ったら完成です。よしっ、できた!!

ドライヤーで乾燥させていきます
乾燥は確実に行いましょう

出来た版はドライヤーで乾燥させます。ここで絶対注意して欲しい事、それは乾燥は徹底的に行うこと。残った感光乳剤が紫色の液になって垂れる事があります。 この液がTシャツに着くと絶対取れません。焦る気持ちを抑えて乾燥はしっかり行いましょう


版を光にかざしてピンホール(不要な抜け)をチェックします
ピンホールがあった場合は「ピンホール修正液」を裏面から塗り補修します

印刷台(クランプ)をセッティングしてみましょう
付属していたちょっと変わった部品。これが印刷機になるクランプです

金具を差して組み立てます
広くてしっかりとした台に固定します

Tシャツが登場。印刷される側もしっかりと準備をします。
綿100%を用意。付属の一般インクは綿および綿混紡(綿50%以上)用です

プリントパネルに専用スプレーのりを吹き付けます
Tシャツの中に入れていきます
こんな感じに着せてください
ピシっとするとうっすらガイドラインが見えます

印刷の最終準備、クランプにフレームをセット
位置をしっかりと確かめて。このくらいかな?
クランプはクリップ式なのでワンタッチでラクラクです

ここまできたら失敗は許されませんよ~
Tシャツくんに付属しているインクを用意します
ヘラでインクが柔らかくなるまでよく混ぜます

集中して、インクを垂らしていきましょう
インクは一番奥側に一列にこのくらいのイメージで
専用スキージーで奥から手前にゆっくりと引いていきます

この作業が「印刷」です

スキージーの角度は65度を保ちましょう
最後はちょいっとすくい上げるようにフィニッシュ!

インクはたっぷり使用して、できるだけ一気に一回のストロークでプリントできるようにしてください。余ったインクは回収して再利用できます。あまり何度もゴシゴシストロークさせるとインクが透過しすぎてTシャツの裏面にまで色がついてしまい、汚れの原因になります。適度な力加減は、経験も必要ですね。


今までの苦労が実を結ぶのでしょうか!印刷面は果たして……。

スタッフ全員が息を殺して見守っています
すこしずつあげていくと、お~っとプリントされているようですよ
ほら見てください!ばっちりプリントされています。良い感じです
ドライヤーでしっかりと乾燥。その後はドライアイロンで仕上げましょう
拡大してもこの品質。初めてでこの仕上がりなら上出来ですね
ちゃんとオリジナルTシャツができました。Tシャツくんって本当にスゴイ!

きちんと片付ければ長く使えます

乾く前に裏面のインクを乾いたティッシュで拭き取りましょう
ヘラやスキージーについたインクを集めます

乾く前に戻せばまた再利用できますよ
片付けまでしっかりすることで次回が楽になりますね

いかがでしたでしょうか。

当Webスタッフも一度は失敗してみたりもしましたが、無事クオリティの高いオリジナルTシャツを作ることができました。Tシャツくんは名前からくる印象とは裏腹にかなりレベルの高い作品を作ることができます。プライベートなTシャツ制作からビジネスまで幅広く使うことができます。
ぜひ、一度お試しください。

Tシャツくんを使ってみた感想
とりあえずセットの内容だけで一通り出来てしまうのが便利!原稿も手描きでもコピーでもプリントアウトでも使えて本当に簡単でした。
正しい手順をふめばまず失敗する要素はほとんどない・・って感じですね。ただ、乾燥不足で乳液が垂れたり、インクが溢れてTシャツを汚したりちょっとした油断や横着は禁物です。
さぁ次はあなたの番です。あなただけのかっこいいオリジナルTシャツを作ってみましょう!!

太陽精機から発売されているオリジナルTシャツ制作キット。これさえあれば、オリジナルのTシャツをいつでも自宅で作ることができます。

 
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